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『瞭望東方週刊』 興行成績の「動揺」

 

2016年12月8日

「高値で始まり、安値になった」。2016年、中国の映画産業発展の動向はこのように形容された。

16年の第2四半期以降、主要祝祭日の上映期間における興行収入が昨年同期比で減少するかわずかな増加にとどまった。この増加減速の事実は、業界全体に焦りをもたらし、引き続き世論の注目するところとなり、「ターニングポイント説」との声も少なくない。

もちろん、16年の劇場公開映画にも素晴らしい作品はあった。12月初め時点で、下半期の興行成績が10億元を超えた国産映画は『タイム・レイダーズ』と『メコン大作戦』の2作品だった。しかし、年初に一部の業界関係者が予測した年間600億元という興行収入の目標達成はおそらく難しいだろう。

仮に16年が中国映画産業のターニングポイントだとして、それは高品質で内容がある方向に進むためのターニングポイント、リニューアルのスタート地点と見なしていいのだろうか? 中国の観客は精神文化を強く求めており、中国人自身の中国のストーリーをより期待しているのだから。

 

人民中国インターネット版 2017年1月

 

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