文化

伝統芸術

楊柳青年画

Yang liu qing nian hua

楊柳青年画は、中国の著名な民間木版年画(旧正月に室内に飾り、めでたい情景を多色印刷したもの)である。それは、中国の宋代、元代の海外の伝統を受け継ぎ、明代の木版画、工芸美術、戯劇舞台の様式を吸収し、木版画の重ね刷りと手作業の絵付けの方法を用い、色鮮やかでダイナミック、めでたさにあふれる独特の風格を確立している。

泥人張

Ni ren zhang

「泥人張」(泥人形)は約180年の歴史を持っている。創始者の張明山氏は、天津に生まれ、幼い頃から人形づくりの技を磨き、本人そっくりの泥人形を作っていたので、「泥人張」と呼ばれるようになったそうである。「泥人張」は特有の暖かみがあり、素朴で非常に繊細で、生き生きとしたリアルさが特徴である。その主題は庶民の生活風景や動物、京劇などの戯曲から取材したものが多い。

京劇

Jing ju

中国の伝統的な古典演劇である戯曲の一つ。清代に安徽省で発祥し北京を中心に発展したので京の名が付き、主に北京と上海の二流派がある。唱腔は板腔体を基本とし、声腔は西皮と二黄を主要なものとする。天津には、「全国重点京劇劇団」である「青年京劇団」「天津京劇院」があり、中国一流の演劇芸術家、多くの鑑賞者をもつ。

相声

Xiang sheng

中国の伝統的な話芸の一つで、話術や芸で客を笑わせる芸能である。日本の漫才と落語に相当する。天津には、馬三立を代表とする中国の著名な漫才芸人をかかえる。現在、漫才を聞くために茶館に行く人は多く、特に若い世代から高い人気を集めた。

文化施設

  • 天津大劇院

    Tian jin da ju yuan

    天津大劇院のデザインテーマは「都市のステージ」。大劇院の総建築面積は10万平方メートルであり、毎年300以上の演目が上演される。ミュージカル、ダンス、話劇、戯曲などの演目が主で、総合エンターティンメントイベントや祝賀イベントの場にもなる。

  • 天津博物館

    Tian jin bo wu guan

    天津博物館は「世紀の窓」がデザインテーマ。古代、近代、現代それぞれの展示ホールが設けられ、人々が天津の文明と歴史の発展を学ぶ場所となると同時に、天津の悠久な歴史と重要な地位を現している。博物館の総建築面積は5.5万平方メートル、数多くの文化財が保存されている。

  • 天津美術館

    Tian jin mei shu guan

    天津美術館は、総建築面積2.8万平方メートル、主に近現代の美術作品の展示、研究などを目的として使われている。

  • 天津図書館

    Tian jin tu shu guan

    天津図書館は総建築面積5.5万平方メートル、主な機能は、貸し出し閲覧、書籍のデジタル化、学術交流、社会教育、古本の保存、修復などである。

  • 天津自然博物館

    Tian jin zi ran bo wu guan

    天津自然博物館は、敷地面積3万平方メートル、中国最大の自然博物館である。博物館には貴重な動植物の標本や古代生物、古代人類の化石など約38万件が保存されている。

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