中国の大学で、日本語学習に変化が起こっている。
日本語を学ぶ人が増えているだけではない。これまでのように、日本文学や語学を中心にした教育から、日本の社会や経済、文化など、「日本そのもの」を教えるようになってきている。
日本のアニメや漫画、流行の日本文化が、多くの学生の日本語を学ぶきっかけになっている。日本語ができれば就職に有利だというのも、学生にとってのメリットだ。
英語は誰もが学ぶが、第二外国語として日本語を選択する学生も増えてきた。いまや二つの外国語をマスターする時代になった。
教材に、小津安二郎の映画や宮崎駿のアニメが使われるなど、教育のやり方も変わりつつある。
中国のこんな「最新日本語教育事情」をご紹介しよう。(文=戴徳忠 写真=劉世昭)
その1 なぜ日本語を学ぶのか
その2 教室に入る日本のサブカルチャー
その3 日本語教育の日本人専門家に聴く
その4 資料
人民中国インターネット版
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