新疆は、中国全土の6分の1を占める広大な土地である。しかし、中国の西の辺境にあり、人口は約2000万にすぎない。
シルクロード、砂漠、オアシス、隊商、少数民族、果物…… 新疆といえば、こんなイメージを思い浮かべる人が多いだろう。
その新疆が、いま、変貌しつつある。その原因の一つは、ソ連の崩壊である。緊張の最前線だった新疆が、中央アジアや欧州への陸の窓口になった。もう一つは、経済の発展である。経済は、改革・開放政策が始まってから約16倍になった。さらに少数民族の教育レベルが高まっている。中国語と民族語を教える「双語学校」が設立された。新疆の「国内留学生」が大都市で学んでいる。新疆は10月1日、自治区成立50周年を祝った。その新疆の、最新事情をレポートする。
その1 シルクロードの交易が復活した
その2 少数民族の「双語」人材を育てる
その3 新疆はこんなに変わった
その4 新疆ウイグル自治区概観
人民中国インターネット版
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