●魯迅公園
魯迅公園は虹口体育館の東側にあり、かつては虹口公園と呼ばれていた。1956年、魯迅の遺骨は万国公墓からこの地に改葬され、彼の墓と記念館も設立された。
魯迅記念館は公園の東南角に位置し、魯迅の生涯と作品が展示されている。館内はさまざまな装飾が施され、落ち着いた雰囲気だ。所有している文物や資料は20万点近くにおよぶ。門をくぐると、魯迅の小説に基づいて創作された人物の彫塑が一列に飾られ、生き生きとした表情をみせている。
また、魯迅が死去したときに日本の彫刻家・奥田杏花氏が制作したデスマスクも収蔵されている。このマスク上には、魯迅の髭と眉毛が残されていて、記念館の貴重文物となっている。
開放時間:9時~16時
交通:地下鉄明珠線「魯迅公園」駅 路線バス18、21、70路
●魯迅故居
上海の魯迅故居は山陰路にある。魯迅の故郷・紹興建築の風格を備えた3階建ての建物だ。1933年から1936年10月に死去するまで、ここに住んだ。
現在の魯迅故居は、魯迅が生前に住んでいた様子を再現している。部屋の前には小さな花壇があり、1階は応接間と食堂、2階は魯迅の寝室と書斎、3階は客室だ。この客室には、多くの中国の文化人たちがしばらく住んでいた。
開放時間:9時~16時 交通:路線バス18、21、70路
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