「就職と社会保障問題」についての記者会見
第11期全国人民代表大会第1回会議は9日午前10時、内外記者に向けて記者会見を行った。労働と社会保障部の田成平部長、孫宝樹副部長、民政部の李学挙部長と李立国常務副部長らが「就職と社会保障問題」について、記者の質問に答えた。全人代常務委員会の曹衛洲副秘書長が会見を主宰した。チャイナネットはその記者会見を生中継した。
毎年新たに増加する労働力人口は2000万人以上 長期の課題
中国の現在の就業状況に関して、労働・社会保障部の田成平部長は次のように述べた。
この5年、各級の政府は就業問題をとても重視している。そして全国の都市部ですでに就職した人は5100万人、年平均1000万人余りが就業している。07年、都市部では1204万人に新たな就職の機会を提供し、都市部は農村部からの大量の余剰労働力を受け入れた。しかし今のところ、中国はまだ厳しい就業状況が続いている。毎年、都市部と農村部で新たに増える労働人口は2000万人と非常に多く、この問題はしばらく続くだろう。
都市部では、毎年の求職人口(その年に新たに増えた労働人口と、前の年に就職できなかった労働人口の合計)は2400万人おり、就職の機会はわずか1200万余りだった。また農村部から来る余剰労働人口は約800万人にも上る。そのため温総理が政府活動報告でも語ったように、人口が最も多い中国で就業問題を解決することは極めて困難な作業であり、私たちは百倍の努力をして、この民生の根本に関わる重大な問題をうまく処理しなければならない。
中国、『障害者保障法』を訂正中 間もなく公表
現在、中国には約8000万人の障害者がおり、中国政府は障害者の基本的な権益をとても重視している。そして今『障害者保障法』の訂正中で、間もなく公表することになっている。
また中国政府は今年のオリンピックとパラリンピックを重視し、関係部門はすでに記者会見やその他の会議で、パラリンピックが円滑に開催されるように関連措置を公表した。中国政府の努力や全国人民のサポート、国際五輪委員会の協力により、パラリンピックが円満に開催され、すべての障害者の選手が各面で行き届いたサービスを受けることができると信じている。