田成平部長、4つの措置で社会保障の範囲を拡大
都市と農村をカバーする社会保障システムの整備について、田成平部長は次のように語った。
第一、都市と農村の様々な住民の社会保障に対して、制度的な手配を準備する。現段階で一部の制度は、調査研究、制定中だ。
第二、各制度が設立した以上、それをカバーする範囲を引き続き拡大し、より多くの人が、この制度の保障範囲に入るようにする。また社会保障は大量の基金管理と関係しているため、基金の徴収や投資運営、監督管理を強化し、基金の値上がりを実現し、社会保障待遇の正常な調整メカニズムを作って、その待遇のレベルを次第に向上させる。
第三、社会保障の管理サービスを強化し、情報化や専門化サービス、社会保障従業者の資質向上を通して、全ての保障を受ける住民に良質のサービス提供する。
第四、法整備を強化し、特に社会保障についての立法成立を速める。そして法による業務検査を強化し、中国の社会保障制度を法制化の範囲に入れる。また社会保障を職員に提供しないなどの不法行為を厳しく罰し、都市と農村住民の社会保障の権益を確保する。
田成平:「農民工」の養老保険方案を出来るだけ早く制定
労働・社会保障部の田成平部長は、新華社記者の「農民工(出稼ぎ労働者)」や土地立ち退き農民の社会保障についての質問に、以下のように答えた。
「農民工」の社会保障、特に養老保険方案は、今、制定しているところだ。労災保険と医療保険の制度はすでに打ち出され、今後は保険加入の確保に力を入れていく。養老保険の方案は、まだ打ち出されておらず、労働・社会保障部は、現在、調査と研究を行って、養老保険方案の制定を急いでいる。
土地立ち退き農民の社会保障問題については、国務院がすでに関連の政策を打ち出しており、今後は実施段階に入るところだ。
「チャイナネット」2008年3月9日