四川大地震から1年、四川省100の観光地が無料
四川大地震から1年、四川省100の観光地が無料
四川省旅遊局の呉勉副局長は24日の取材で、「四川省の21の市と州は、全面的に低い価格の優遇政策を実施する。全省のほとんどの観光地では、四川大地震が発生した5月12日に優遇政策を行い、5月には半額の措置を実施する。目的は、昨年の大地震で被害を受けた四川の旅行業の回復と振興を加速し、観光客の関心を高めることだ。また国内外の観光客に、四川省は安全で美しいというイメージをはっきりと示し、四川省の人たちの感謝する気持ちを現したい」と述べた。
今年の5月12日には、碧峰峡観光地や動物園の入場料が半額になるほか、よく知られている九寨溝や楽山大仏、峨眉山、都江堰、青城山なども入場券無料の政策が実施される。
呉勉副局長は、「四川省の旅行業界が協力して行っている営業は、多方面で割引きを行っている。これは観光客の関心を高め、四川省の旅行業の回復や振興の促進に非常に重要だ。今、四川省の旅行業はチャンスとチャレンジに直面しており、各旅行社は5月のメーデーの休みにチャンスを捉えて積極に刷新し、低い価格の優遇政策を着実なものにするよう願っている」と述べた。
各市・州が出した入場料無料などの優遇策
成都市:5月12日には、都江堰、青城山、西嶺雪山、西嶺雪山スキー場、武侯祠、杜甫草堂、金砂遺跡博物館、永陵博物館、パンダ基地、劉氏荘園、天台山の国有観光地が無料。
広元市:5月12日には全ての観光地が無料。広元市は、地震で救済活動や再建援助をした他の市の解放軍や武装警察の士官と兵士、消防士、公安警察、医療員、国内外の救援隊員、メディアの記者、市内のボランティアに「地震災害救済の感謝カード」を配り、このカードを持っている人は一生、広元市の観光地を無料で見学することができる。
眉山市:5月12日には全ての観光地が無料。5月は、三蘇祠、彭祖山、瓦屋山、黒竜灘、中岩寺、中国竹芸城、糟漁灘などの主要観光地が半額になる。
攀枝花市:5月12日には全ての観光地が無料。5月は、二灘風景区、米易竜淵溶洞風景区、ケサル風景区、蘇鉄自然保護区、アカゲザル生態旅行度假区、金砂灘漂流基地、攀枝花鋼鉄工業旅行観光地、紅格温泉などの主要観光地が半額。
綿陽市:5月12日には平武報恩寺、江油竇団山、梓潼七曲山風景区、水観音風景区が無料で、5月は梓潼七曲山風景区と平武報恩寺が半額になる。
台湾省の観光客へは「パンダの故郷の観光」で優遇策が
台北市動物園の「団団」と「円円」の今年の見学チケットを持っている台湾の観光客は、成都市パンダ繁殖研究基地、新都宝光桂湖文化旅游地区、綿陽市梓潼県の七曲山風景区、南充市閬中古城景区、高坪凌云山景区の見学が半額になる。
またパンダ基地を含む雅安市碧峰峡風景区では、3月1日から12月31日の期間、台湾の観光客が有効な証明書と台北市動物園のチケットを持っていれば入場無料だ。
「チャイナネット」2009年3月25日