国境通過の麻薬販売を取り締まり、海外からの麻薬の国内流入を防止する
中国の麻薬は主として海外から入ってきたものであり、中国は国際的範囲に客観的に存在している二つの重大な状況に直面している。一つは中国の南西国境地帯が世界最大の罌粟栽培地「ゴールデン・トライアングル」と隣接していることであり、もう一つは国際麻薬消費市場の巨大な需要がいまなおたえずふくれ上がっていることである。国境通過の麻薬販売は中国の麻薬取締闘争が直面している最も重要な問題である。こうした状況に照らして、中国の法律執行機関はずっと国境通過の麻薬販売取締を首位に置き、断固たる措置をとり、南西国境地帯で麻薬の国内流入を防止し、密輸者を捜査、逮捕するネットワークを設置することに重点を置き、国境地帯の秩序の整頓に力を入れ、国境地帯の警備力を強化し、麻薬取締の特別チームを結成し、国境地帯での麻薬流入防止と検査・制御を強化し、効果的な「三つの防御線」を逐次形成した。第一の防御線は国境地帯をしっかり押え、出入国者を厳しく検査し、不法な出入国を断固制止し、麻薬を最大限に国内に入らせないようにすることである。第二の防御線は要衝をしっかり押え、厳しく検査、防備し、麻薬が第一防御線を越えて国内に入ってくるのを防止することである。第三の防御線は道路、鉄道、水路、空港での検査と制御を強化し、麻薬の国内流入を防止することである。このほか、その他の省・自治区は積極的な行動をとって、重点地区で厳密な防備措置を講じ、たえず取締を強化して、国外からの麻薬の大量流入と販売のすさまじい勢いをある程度押え止めている。
人民中国インターネット版 2012年6月21日