胡錦濤総書記は党の「十八大報告」の中で、権利・機会・規則の公平を主な内容とした社会の公平さを保障するシステムを逐次打ち立ててゆくべきだと指摘した。
今ある教育の不公平という現象は、戸籍制度が生み出した教育の不公平が根本的原因であると多くの人が考えている。居住地で大学入試が受けられるようになれば、戸籍制度の束縛を取り払うことになり、教育の公平さの促進に有効である。人民ネットの世論調査室の統計結果によると、48%のネットユーザーは居住地での大学入試に賛成している。
専門家の分析によれば、出稼ぎ労働者の子女たちが居住先で大学入試に参加できるようになれば、流動人口の教育を受ける権利の尊重となる。しかし、これらが高い注目を受けるのは、単に権利の尊重という観点からではなく、出稼ぎ子女の大学入試が省や市ごとに異なる高等教育への入学機会を調整することとなり、社会発展レベルが均衡を失っている状態を調整する突破口にもなるだろうと考えられているからである。
人民中国インターネット版 2013年3月5日 |