澳門・歴史市街地 東西の文化が溶けあう国際都市
歴史が書き記す古建築
セナド広場
歴史市街地区の古い建物を眺めるのは、澳門の過去の生活の様子を振り返るようなものである。
澳門の住民に「噴水池」と呼ばれているセナド広場は、開港以来今日までずっと澳門の中心地であり続けてきた。両側の建物は、19世紀末から20世紀初に建てられたものである。1993年、ここに黒と白の波をデザインした、細かい石が敷かれた。周囲の色とりどりの文化財建築と互いに引き立てあい、南欧ムードがより濃厚なものとなっている。
聖オーガスティン広場 |
プロテスタント墓地 |
モンテの砦 |
ギア要塞(写真・劉世昭) |
要塞のそばにあるギア教会は、1622年に建てられたものである。1996年の修復工事で、教会の内部で華南地区では稀少な壁画が発見された。壁画に描かれた聖書の物語や人物は、中国絵画と西洋絵画の独特な技法をまぜ合わせた、極めて高い芸術価値を持つものであった。
教会のそばにそびえ立つギア灯台は1864年に建てられたもので、極東地域におけるもっとも古い近代の海岸灯台であり、澳門のシンボルの一つでもある。 (侯若虹=文 馮進=写真)
人民中国インターネット版