『説不尽的外交』
李肇星 著
作者である李肇星氏は、中国の第9代外交部長(任期2003~2007年)だ。本書は、作者の50年近くに及ぶ外交官人生の回顧録であり、各国政府の要人たちとの交際やさまざま外交問題の解決方法が記され、中国在旧ユーゴスラビア大使館の爆撃事件、「9・11テロ」事件、人民元の切り上げをめぐる中米の攻防など、重大な外交事件の内情を初めて公にしている。また、中国にとって重大な複数の外交課題について策略を定め、交渉の過程を公開し、中国外交の布石、本質、原則および新たな含意を系統立てて説明している。
(中信出版社 2014年1月 58元)
人民中国インターネット版 2014年3月