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『三聯生活週刊』改革深化の余地

 

2014年3月10日  

 腐敗取り締まりの嵐に続いて、国有企業が次の改革のターゲットになるかもしれない。もし国有企業の独占的な地位を解消させなければ、市場が決定的な役割を果たすのは困難になる。同時に、改革は利益の再配分をもたらすため、収入分配システムの再構築も差し迫っている。これは弱者層に多大な恩恵をもたらし、貧富の格差を縮めることによって公平を実現することができる。収入分配における改革の難しさは、多くの「利益体」に影響を及ぼすことにある。少数の利益団体だけが手にしている収益を分割する以外に、政府も自らの利益を分配する必要がある。「行政の簡素化と権力の委譲」の他に、歳入の調整も急務だ。もし歳入の増加が緩やかになるならば、政府の市場に対する干渉を客観的にコントロールし、「大きな市場、小さな政府」の構造を築くことができる。それを達成できた時、改革は真の意味で深層に入ったと言えるだろう。

 

人民中国インターネット版 2014年3月

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