『1933 聆聽民国』
林語堂、梁漱溟、胡適ら 著
ここ数年、「中国の夢」は人々の間で大きな話題となっている。実のところ、今から80年前に「中国の夢」に関する検討がすでに盛んに行われていた。1932年11月1日『東方雑誌』は、あなたが思い描く中国の未来はどのようなものか? 日常生活においてあなたはどんな夢を持っているか? という二つの質問に答えてもらうため、全国にいる各界の名士たちに対して400本の原稿を募集した。そのうちの144人から寄せられた夢を整理して著名な漫画家である豊子愷にイラストを依頼し、魯迅が批評を担当した。寄稿した人々の大半が著名な知識人だけあって、当時の中国のエリート界の思想趨勢がかなりの程度反映されている。本書は当時の原稿募集活動の内容を改めて整理し、80年前に中国人が抱いた夢を伝えている。 (中信出版社 2014年3月 35元)
人民中国インターネット版 2014年6月