中国古代玉器芸術展
中国の玉器製作の歴史は、今から8000年余り前までさかのぼる。先人たちは、独創的な玉器芸術を生み出した。先秦時代、玉器は審美的な価値を有したほか、身分や富、権力の象徴でもあり、天と人とのつながりを保つために使用される霊物でもあった。西周の時代においても、玉器は当時の「礼」制度において重要な位置を占め、滑らかで落ち着いた輝きを放つその優れた性質のゆえに、道徳貞操の象徴とみなされるようになった。漢代以降、玉器のまばゆい輝きは次第に失われていったが、人々は依然として開運厄除の願いを玉器に託している。 本展覧会では、上古時代から清代までの玉器の中から逸品を選りすぐり、さらに以前はめったにお目にかかれなかった館内の旧蔵も加えた300点近い展示品が出展される。
開催期日:常設展示
開催場所:中国国家博物館南エリア3階13号展示ホール(北京市東城区東長安街16号)
入場料金:無料
人民中国インターネット版 2014年7月