舞踊劇『幻茶謎経』
同劇の創作アイデアは、法門寺の地下宮殿から出土した千年の歴史を持つ文化財――唐代の皇帝である僖宗(李儇)が使用した茶器から浮かんだものだ。この舞踊劇は、唐代の歴史文化を背景に「茶」を話の軸として、夢とも現実ともつかない女性の愛情と人生の物語を描いている。劇中に登場するきこりや高士、僧侶は異なる三つの人間のタイプを表しており、その女性と出会い、感情面で結ばれていく中で彼らは絶えず入れ替わる。シンプルながら上品ですがすがしい演技の中で、人間が本来備えている無限の精神的空間を表現している。舞踊にストーリー、そして茶禅文化が見事なまでに融合されており、唐代の宮廷茶道の作法と茶文化を総合的に再現している。
上演日時:2014年7月11~12日 19:30~
上演場所:中国国家大劇院小劇場(北京市西城区西長安街2号)
入場料金:120/180/240元
人民中国インターネット版 2014年7月