2014年8月号のオーディオ
交流&イベント
日本人の視点から記した日中関係40年史 |
日本の著名な62人の学者らが執筆し、高原明生、園田茂人、服部健治そして丸川知雄ら各氏が編集を手がけた『日中関係40年史 1972 ~ 2012』の中国語版が6月28日、社会科学文献出版社によって出版され、出版座談会および学術シンポジウムが開催された。
日本側の編集者や中国側の翻訳者、両国の関係分野の研究者、日本笹川日中友好基金の代表者らおよび社会科学文献出版社の代表者らが座談会に出席し、中国語版の出版経緯、翻訳の過程、現実的な意義などについて討論を行った。
本シリーズは中日関係正常化40周年を記念して編集されたもので、全4巻で構成されており、「政治」「経済」「社会・文化」の日本語版は2012年に出版され、最後の「民間」は今年に入って出版された。本書の中国語版の制作は、笹川日中友好基金の協賛を得ており、日本側の研究者らの視点から1972年の中日国交正常化から2012年までの両国関係の発展と変化を深く掘り下げつつ総合的に論述している。
程大使が憲政記念館で講演「WIN-WINの関係構築を」 |
6月16日、程永華中国駐日大使は憲政記念館で、「中日関係の改善と中日相互認識・位置づけの再構築」と題する講演を行い、当面の中日関係と中国の発展状況について語った。浜田和幸元外務大臣政務官・参議院議員をはじめとする日本の政治界や経済界、文化界、学界、日中友好団体の代表者ら約500人が出席した…。
民間交流による友好促進をアピール |
7月6日午後、一般社団法人中国教育文化協会の主催、人民中国雑誌社、沖縄市教育委員会および沖縄市国際交流協会の共催による「第3回沖縄青少年中国語スピーチコンテスト」が沖縄市で開催された。 中国教育文化協会の陸丹鳳代表理事はあいさつで、「今後も地方交流を粘り強く進めることによって、中日関係の改善を図って行きたい。中国語を学ぶ皆さんのこれからの活躍に期待します」と述べた…。
神奈川県『人民中国』読者会1周年 |
2013年6月に発足した神奈川県『人民中国』読者会がこのほど創立1周年を迎え、横浜市中区のメディア・ビジネスセンターで第1回総会と第3回講演会を開催した。
同県日中友好協会の牧内良平会長をはじめとする県内友好人士と読者ら約50人が参加。総会では2013年度の活動および決算報告が承認された。「中日関係の歴史と未来をつなぐ文化と民間の力」と題した講演では、『人民中国』の王衆一編集長が中国における戦後の日本映画の受け入れかたを通じて中日国民交流史を説明し、民間交流の大切さを呼び掛けた。
人民中国書画院院長に馮遠氏が就任 |
7月11日、人民中国雑誌社は北京にて、人民中国書画院院長任命式を挙行し、中央文史研究館副館長で中国文学芸術界連合会副主席の馮遠氏(写真右)を院長、元中国美術協会の劉健秘書長を執行院長として招聘した。中国外文局の方正輝副局長(写真左)、在中国日本国大使館の石飛節文化参事官、全日本華人書法家協会の劉洪友主席などのゲストと関係メディアから60人余りが同儀式に出席した…。
日だまり
観戦と商戦でW杯に参戦 |
祭りの後の虚脱感―ちょっと大げさですが―に襲われています。33日間にわたってブラジルで開催されたサッカーワールドカップの烈風はただでさえ熱い北京の夏をさらに熱くしました。サッカー音痴の筆者も、中国人ファンの熱気、それ応える新聞各紙の別刷り特集、商魂たくましい便乗セールにあおられて、生まれて初めてサッカーの実況中継を本格的に見ました…。
@China 私と中国
南京で手話ボランティア |
北京に来て早いもので9カ月がたちました。この留学は、私の人生でとても貴重な経験になっています。私は日本にいる頃、中国と日本の文化や考え方、歴史認識の差が相当大きなものだと考えていました。現在日中友好寮に住んでいて、毎日中国人たちと生活を共にしています。最初は中国人と一緒に生活をすることに大きな不安がありましたが、衣食住を通じて、また会話やスポーツなどの交流によって、不安は解消されていきました。そして、生活インフラや気候、習慣の違いが生活ひいては文化の差異につながることを身をもって学ぶことができました…。
新語ネット語
学霸(xué bà)[ 勤勉派] |
もともとはマイナスイメージのある言葉で、学術界での立場や影響力を利用して、同分野もしくは他分野に属する学術団体や個人に対して、いやがらせや排斥を行う学者や研究者などのことを指す。現在ではネット語として、日頃から寸暇を惜しんで勉強に打ち込み、優れた成績を収めている優等生を指す。反対語は「学渣(落ちこぼれ)」で、勉強を常にさぼり、成績が芳しくない学生のことだ。例文:江西理工大学有一间很有名的“学霸寝室”,该寝室的四名学生每天早起晚睡,一起自习,在两年半的时间内共获得了60项各类奖励。/江西理工大学に非常に有名な「勤勉派の寝室」がある。この寝室を使用している4人の学生は、朝早くから夜遅くまで共に勉強に明け暮れ、2年半の間に優秀賞や奨学金など合わせて60もの賞を獲得した。
空壳大学(kōng ké dà xué)[架空大学] |
过度医疗(guò dù yī liáo)[過剰診療] |
擦枪走火(cā qiāng zuǒ huǒ)[偶発的な軍事衝突] |
全文ご覧になりたい方は、2014年8月号をご覧ください。
人民中国インターネット版