反向春运
[逆帰省ラッシュ]
若者がふるさとに帰って春節を過ごすのではなく、両親が息子や娘のいる都市に出向いて春節を過ごす現象を指す。中国では春節前の15日間および春節後の25日間が「春運(春節の特別輸送体制期間)」とされ、春運は人類最大の年次人口移動ともいわれる。関係部門によると、今年の春運期間の旅客数は延べ29億人を上回る見込みだという。近年は高速鉄道の整備が進み、この時期の鉄道の混雑は大幅に改善されたが、それでも切符を入手できない人が大勢出現する。一方、帰省の航空券は割引がなく高額だ。このため都市で働くサラリーマンの中には、春節に両親を都市に呼び寄せる人が増えている。この時期、地方から大都市に向かう人は少ないため、列車の切符も入手しやすいからだ。また、航空券も割引が大きく、中には9割引きといったものも出現する。
人民中国インターネット版 2016年2月