刷单
[架空注文とやらせレビュー]
「刷」はゲーム用語として「効率的なある行為を連続して繰り返す」という意味で使われてきた。例えば「刷怪(効率的に敵を倒す)」「刷装备(効率的にアイテムを稼ぐ」などだ。そこから登場した「刷单」は、ネットショップが消費者を引き付けるために、架空の注文とやらせレビューを大量にネットに掲載することを指す。ネットショッピングでは、大部分の人々が販売実績ランキングと顧客のレビュー投稿に基づいて商品を選ぶ。このため、一部のショップは、より高い検索順位を得ようと、多くの「刷客」と呼ばれるニセの顧客を雇い、購買実績水増しのため大量の架空注文を出させ、都合の良いレビューを書き込ませる。この行為は消費者の権利を損なうと同時に、ネットショップの健全な発展をも妨げるものだ。今年3月15日の「世界消費者権利デー」に、中国中央テレビ台(CCTV)は特別番組「315晩会」でネット通販業界の「刷单」の実態を暴き、大きな反響を呼んだ。
人民中国インターネット版 2016年5月