『活着本来単純:豊子愷散文漫画精品集』
豊子愷 著
豊子愷は画家で随筆家、著しい成果を収めた文芸の大家である。弘一法師に師事し、中国および西洋の学問に精通した。朱自清、郁達夫、巴金、葉聖陶、林清玄がみな彼の文章や漫画を高く評価した。
本書は、豊子愷の娘、豊一吟氏よりライセンスを得て新しく出版したコレクター向け上製本だ。中には『漸』『大帳簿』『夢痕』『給孩子們』など55編の代表作が収録され、1冊で豊子愷の随筆の神髄を読み尽くし、彼のユーモア、心遣い、情感のある人生哲学を味わうことができる。漫画はオリジナル版を複製したもので、上品でかわいらしく、特殊な紙を使用しているため、発色がきれいで、滑らかな触り心地だ。落ち込んだ時に読めば、ぬくもりと慰めを感じられ、順風満帆な時に読めば、涼しい夜の風のように頭を冷ましてくれる。
(江蘇鳳凰文芸出版社 2016年10月 45元)
人民中国インターネット版 2017年1月