慢就业
[ゆっくり就職]
一部の大学生が卒業してもすぐに就職もせず、かといって学問を続けるわけでもなく、一時的に留学をしたり、教育支援活動をしたり、家で両親と過ごしたり、起業を考えたりしてゆっくり人生の道を探す現象である。統計によると中国ではますます多くの「90後」(1990年代生まれ)が「卒業して就職」という従来のスタイルから脱却して「ゆっくり就職」する流れになっている。専門家によるとこれは必ずしも悪いことではなく、「ゆっくり就職」することが若者に冷静に観察し、学び、考える時間を与え、若者がより成熟した姿で人生と向き合えることができるので、社会は彼らに対する理解を深めるべきだという意見がある。だが「ゆっくり就職」することが働かないこと、慢性的な「啃老」(親のすねかじり)につながらないように注意すべきという意見もある。
人民中国インターネット版 2017年2月