『廿四:南北風物里的四時節気』
青簡 著
本書は旅行愛好家の著者による随筆・写真集である。著者は旅を繰り返す中で、中国の南北各地における、二十四節気の景色の変化を捉えた。全体は24の章に分けられ、時系列順に24の地方の景色を描写しており、文章それぞれに当地の景色を記録した数枚の写真が添えられている。啓蟄は、サクラが色鮮やかに咲き乱れる大理。小暑は、フルンボイル草原の晴れやかで清々しい夏。白露は、沈従文が小説に描いた辺城茶峒。大寒は、天地が白髪頭さながら真っ白になった東北地方の森林となっている。(北京聯合出版公司 2017年1月 49.8元)
人民中国インターネット版 2017年5月