『夔龍玉』
正統14(1449)年、明の英宗・朱祁鎮は親征を行ったが、「土木の変」で全滅し、自身も捕虜になった。錦衣衛(明代の役職)の袁彬だけが運良く生き延び、英宗に付いていくことを誓った。捕虜になっていた間、2人は苦難を共にし、君臣の関係から共に生死に向き合う親友の関係になった。朱祁鎮は感謝の意を示すため、身に着けていた「夔龍玉」を袁彬に贈った。その後、2人は釈放されて朝廷に戻ったが、代わりに即位し執政していた弟の朱祁鈺は政権を返そうとせず、兄の朱祁鎮を南宮に8年監禁した。幾多の災難を経た朱祁鎮は、ついに残酷で無情な政治家となって、王位を奪い返した。即位後の朱祁鎮は昔とまるきり別人のようになり、自分に長年付き従ってきた袁彬さえも牢獄に入れてしまった。錯綜する権力闘争の中で、2人はますます遠のいた。そして数年後、「夔龍玉」が再び現れたことによって、真相が明らかになる…。
同劇は「舞台劇+アニメ+映画」が連動して展開し、同じ脚本から改編したアニメはすでにネット公開されて好評を博した。また、舞台装置に従来の時代劇とは異なる要素を多く加え、マルチメディアや音楽、衣装、舞台美術などにおいて、伝統的かつ古風な美学に現代的な要素を融合することにより、より感化力と新鮮味のある作品になっている。
日時:10月3日~4日 19:30~
10月5日 14:00~ 19:30~
場所:北京保利劇院(北京市東城区東直門南大街14号)
料金:80/180/280/380/480/680/880元
人民中国インターネット版 2017年9月