簫声琴韻――李鳳雲・王建欣による
琴・塤・簫音楽会
古琴は「華夏の正声」といわれ、中国古代知識人の修身・修養に欠かせない楽器だった。その文化的蓄積や美的特質、体現された哲学的思想は全て、中国の他の芸術形式とは比較しがたいもので、非常に尊ばれる地位を有している。そして、古琴と簫の合奏は古来、絶妙な組み合わせと見なされ、中国文人音楽の代表的な形式でもあった。今回の音楽会で演奏する李鳳雲氏は、広陵派の大家である張子謙氏の最後の弟子であり、同流派の神髄を深く体得し、現在、中国琴会副会長や天津音楽学院教授などを務めており、かつて『広陵琴韻』『簫声琴韻』『梅梢月』などのCDを録音・発行したことがある。彼女の夫で笛簫演奏家の王建欣・天津音楽学院教授が簫と塤(土笛の一種)で共演する。昔から伝わる名曲以外にも、古琴と簫の即興演奏を披露し、中国古典音楽文化の神髄をお届けする。
日時:8月27日 19:30~
曲目:『広陵散』『暗香』『鶴鳴九皋』『陽関三畳』『流水』『微笑』
場所:北京中山公園音楽堂(北京市東城区中華路4号<天安門西側>中山公園内)
料金:20/40/60/80/100元
人民中国インターネット版 2017年8月