サブプライム・ローンの破綻から始まった世界的な金融危機が続く中、世界は一極から多極化へと急速に動き出している。この困難な時代、中国と日本はどういう関係を築いて生き抜いてゆくべきなのか。
「改革・開放」政策が始まり、『中日平和友好条約』が締結されてから30年。中日関係はさまざまな曲折を経て今日の水準にまで発展してきた。しかし「改革」は中国にとっても日本にとっても、なお途上にある。
今年の中日両国首脳の相互訪問で、両国関係を覆っていた「氷」は融け、「春」を迎えて、新たな展開を始めた。いまここで、これまでの30年を振り返り、それを世界の中に位置づけ、これからを展望してみたい。その中から、新しい中日関係の輪郭が描けたら幸いである。
その1 グラビア特集
忽然と出現したもう一つの上海/新幹線の経験から高速鉄道へ/「雪中に炭を送る」の円借款/167倍になった海外留学生/内蒙古の砂漠を緑に/心に焼きついた「高倉健」/競争と協力が並存する時代
その2 中国も日本も「改革途上国」
その3 こうして「改革・開放」は始まった
その4 君子も「銭」を語るべし
その5 庶民の言葉で交流できる 日中関係を築こう
人民中国インターネット版
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