「氷と雪で魅了する」 黒龍江館
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黒龍江館は「氷と雪で魅了する」をテーマにしている。美しく透き通るような氷と雪は多くの来場者を魅了している。炎天下の万博会場では、「氷と雪の世界」である黒龍江館には参観希望者の長い行列ができた。
黒龍江館の外観は巨大な氷の彫刻をかたどっているが、外壁に氷の感じを出すためにポリカーボネート板材を用い、まばゆいばかりのLEDが点灯して、氷の壁が効果的に見えるようLEDの色は絶えず変化している。
大型の氷の彫刻の内部に入ると、来場者はまるで「夢幻の雪の城」に来たかと錯覚してしまうほどだ。照明技術を利用して、明るい「月の光」が地面を照らし、平らな床の上には雪が降り積もっているように見える工夫が凝らされている。人がその上を歩くと本物そっくりな両足の「足跡」がつく。さらにキュッキュッと雪を踏みしめる音がして、実際に雪の上を歩いているような感触を覚える。両側に植えられた「白樺林」も白銀の世界にいざなうかのようだ。
黒龍江館の「氷と雪の世界」は、まだこれだけではない。パビリオン内にはさらに体験コーナーがあり、思いきりカーリングやスキーなどの冬季スポーツを楽しむことができる。まじりけのない氷でつくられたコートは、実際のカーリングコートのサイズを幅二メートル、長さ四メートルに縮小し、参加者はそこで試合体験をすることができる。傍らではスキー仮想体験ができる装置があり、大人気でいつも人だかりが絶えない。「スキー板」に足を乗せて、「ストック」をしっかりと握れば、体験者はテレビのスクリーン上で高速度の滑降する体験を楽しめる。
魏国平副館長は「毎日多くの来館者があり、これは黒龍江館にとって貴重な機会となっています。私たちは万博のこの舞台を利用して、余すところなく黒龍江省の氷と雪の資源を展示し、黒龍江省が氷や雪と調和・共存する世界を紹介しています。万博を契機に、観光で黒龍江省をより多くの人々が訪れてくれれば最高ですね」と語った。
人民中国インターネット版 2010年10月