大学入試は中国で勉強する人たちの最も重要な試験のひとつで、この試験により、大学に入学できるか、どんな大学に入ることができるかが決まる。現在、大学受験は各省や自治区が単独で試験問題を出し、各地が割り当て数に応じて合格者を決め、生徒たちは自分の戸籍がない場所で大学入試を受けることはできない。四川省に籍のある生徒は、北京で中高6年間を過ごしても、北京で大学入試を受けることはできない。
大量に流動人口が都市に流れ込み、出稼ぎ労働者の滞在期間が長くなるにつれ、その子女が居住している都市で大学入試に参加できるよう求める声が日増しに切迫している。現在、これらの問題はおもに北京、上海、広東などの経済発達地域に集中している。2012年9月、国務院弁公庁(官房庁)は文書を出し、各地がなるべく早く居住地における大学入試受験の具体的な方法を発表するよう求めた。
人民中国インターネット版 2013年3月5日
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