長期にわたって対外的に中国を紹介、説明してきたベテラン出版人・メディア人として、黄委員は異文化コミュニケーションが長く困難な特性を持つことを深く理解している。「中国語は、英語やフランス語のように容易にコミュニケーションが取れるものではなく、言語上のコミュニケーション障害があります。文化的、言語的、技術的障害は存在しますが、心のコミュニケーションは急いではならず、長期に対応していく問題です。明晰さを保ち、冷静かつ積極的であることが必要です」と話す黄委員は、中国の急速な発展から、国外の中国に関する情報需要は急増し、われわれ対外情報の供給量を上回っていることを指摘している。現在、われわれは中国文化の海外進出に力を入れており、外国人に向けて“中国の夢”を紹介、説明しようとしているが、これには対外的翻訳事業をいっそう重視することが求められる。中国文化を現地でよく伝わる言語とシステムで有効に紹介していくのは、いずれにせよ異文化コミュニケーションであり、極めて難度の高いチャレンジだからだ。このため、われわれ自身が職務に忠実で、ずば抜けた技術を有するプロフェッショナルなチームを育成しなければならないという。
人民中国インターネット版 2013年3月6日 |