人々の清潔な水、新鮮な空気、衛生的食品、心地よい住まいに対する期待に応えるため、中国共産党第18回全国代表大会では、エコ文明建設を突出した地位に置き、経済建設や政治建設、文化建設、社会建設の各分野とすべての過程に組み入れ、グリーンな発展、循環型の発展、低炭素な発展の推進に力を入れ、永続的に発展する美しい中国を建設することを厳粛に宣言した。
グリーンな発展の核心は、経済発展と環境保護の関係を正しく処理することだ。東部沿海各省であれ、中西部地域であれ、グリーンな成長モデルへの転換を推進し、産業文明をつくり上げるとともに、エコ文明の道をしっかり歩むべきだ。
美しい中国の建設は、13億の中国人民共通の願いだ。30年余り続けてきた急速な発展は、中国人に物不足経済時代をスキップさせ、物質に恵まれた新生活を迎えさせた。しかしながら、土壌汚染は悪化し、河川の水質は低下し、生態系は破壊され後退した。こうした、先進国では100年、200年の間に次第に明らかになった生態・環境問題が、中国では急速発展する工業化の最中で集中的に現れ、全面的な小康社会実現の重大な足かせのひとつになっている。青い空、緑の大地、きれいな水を持つ美しいふるさとを築き、人々がよりクオリティーの高い生活を送るためには、環境保護の新たな道を探り、エコロジーの安全な新たな思考法を樹立し、資源の節約と環境にやさしいグリーンな発展を実現しなければならない。
人民中国インターネット版 2013年3月7日 |