昨年の「両会」では、温家宝総理が今期政府が達成すべき5つの難題のうちでもトップに挙げ厳粛に承諾したものこそ、所得分配制度改革全体プランだった。今年2月、国務院は『所得分配制度改革推進についての若干の意見』を関係機関に転送し、明らかにした。2004年の草案から数えて9年、国務院に2度報告され通過しなかったプランが、ついに今年の両会前になって承認・公布されたのだった。今年初め、国家統計局がこの10年で初めてジニ係数を発表した。連続10年、中国のジニ係数は国連が示す貧富格差の警戒線を上回っていた。今期の両会では、この所得分配調整のトップダウン・デザインによるプランが再び代表・委員の注目の的となっている。(編集=孫雅甜)
人民中国インターネット版 2013年3月12日
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