中国の通貨政策は4つの目標に沿って設定されている。第1に低インフレ、第2に経済成長促進、第3は雇用促進、第4が国際収支の基本的バランス保持だ。温家宝総理が政府活動報告の中で、経済成長目標では国内総生産(GDP)は7.5%、消費者物価指数(CPI)は3.5%前後に抑制、広義マネーサプライ(通貨供給量)は13%という見通しを示したが、これは穏健な通貨政策を表している。
このほか、数量的に見ると、今年は広義マネーサプライの伸び率の見通しを13%前後としており、これは昨年、一昨年の実際に達成された数字よりやや緊縮傾向にある。これは中国政府が物価の基本的安定を保つ姿勢を強調しているものだ。
このほか、庶民の関心事である住宅価格問題について、周総裁は、中央銀行が手付金比率と住宅ローン金利などの構造的貸付政策を採用し、住宅価格を調整していくことを明らかにした。
人民中国インターネット版 2013年3月15日 |