宮本アジア研究所代表 元駐中国特命全権大使
宮本雄二
  両国間の関係改善の解決策については、お互いの国益として譲れないものは何かを考えれば、自然に見えてくると思っている。例えば最近の海洋問題における緊張状態にしてもそうだ。本当に日中関係全体を犠牲にしてもいいほどのものなのかを、お互いに再考すべきだろう。
   
元中国人民解放軍軍事科学院中米国防事務関係研究センター主任
姚雲竹
  この数年、中日関係は改善に向かうプロセスを歩み始めたが、足取りは緩慢で複雑な要素の干渉をたびたび受けている。それでは、中日両国には安全保障と軍事分野でどのような意見の食い違いがあり、どうすれば食い違いを減らし、中日関係改善のプロセスを着実に推進できるのだろうか。