文化逆差
[文化赤字]
直訳すると「文化貿易赤字」で、対外文化交流と文化伝達の面で、圧倒的に輸入が輸出を上回っていることを指す。
改革開放の発展により、中国は世界で2番目の経済大国となった。しかし、中国の文化は低迷状態を続けている。文化部(文部科学省に相当)の報告によると、文化産業の国際マーケットにおけるシェアは、日本と韓国で13%、中国とアジアのその他の国でわずか6%しかない。これは中国の政治・経済における国際的地位と対照的であるといえ、この現象は「文化赤字」と呼ばれる。これは主に映画、テレビドラマ、出版物などの文化製品に反映される。例えば、2012年1~10月、映画の国内における興行成績は前年同期比40%増であったが、その6割近くが輸入作品による収入であった。また、出版物においては、欧米との輸出入比率は1:100を超えているという。
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