待命休假
[待命休暇]
求められた時は仕事をするという条件で与えられた「休暇」のこと。こういった現象自体は昔からあったものの、働く人の「権利」意識が高まった今日、特にクローズアップされるようになった。
年末になると、有給休暇の消化のために休暇を取る社員が多くなるが、多くの企業にとって年末は業務が最も忙しい時期でもあり、社員が休暇を取ると会社運営に支障をきたすこともあるため、休暇中の社員に常に連絡できるよう「待機状態」を維持させ、必要な時にはすぐネットで仕事に対応、場合によっては職場に戻るよう命じることが少なくない。会社のために休暇を少し犠牲にするのは仕方ないとしても、働いた分を手当てとして支払ってもらいたいと考える人もいれば、それは自分の権益を損ねる命令だと思う人もいる。2012年の時点で、中国の労働法はそのような労働形態に対する手当てについて、まだ明確な規定を行っていない。「待命休暇」が一種の勤務形態と認められるかどうかについてはまだ曖昧で、その労働時間をめぐる証拠の提示も難しい。
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