中性卫生间
【だれでもトイレ】
男女を問わずお年寄りや赤ちゃん、患者、身体障害者の利便性を考慮して設置された「人にやさしい」多機能トイレのこと。もともと、タイで同性愛者や性転換者向けに設置されたものを指す言葉だが、今では、男女ともに使用可能なトイレへと発展してきた。海外では「第3空間」と呼ばれることもある。これは、お父さんが娘を、お母さんが息子を連れている場合の不便さを考慮したものだ。ただ、トイレのドアに「中性」と記されていると性別の面で誤解を招きかねないので、利用者は見ただけでしり込みしてしまうことが少なくないそうだ。「中性」よりも「男女共用トイレ」「家庭用トイレ」「障害者用トイレ」といった名称の方が意味を伝えるうえでもっと適切だと主張する人もいる。
人民中国インターネット版 2013年11月