原始学历歧视
［出身校による差別］
大学院生、特に博士課程生が就職活動で差別を受けるという現象を指す。出身大学が名門ではない場合、たとえ名門大学の博士号を取得したとしても、志望した企業で差別を受けることがあるという。その原因は主に3つに分かれる。まずは高等教育の一般化による大学卒業生の増加が、就職難を引き起こしているという点だ。企業は数多くの人材の中から採用できるので、選考条件は厳しさを増している。第2に、大学院生と博士課程生の多くは政府部門や大型国有企業に就職するか、もしくは科学研究や教育関連の職に就きたいので、限られた枠をめぐって競争が熾烈になっていることも一因だ。第3の原因として、大学院生と博士課程生の急増と教育資源の投入不足が、雇用側の修士号や博士号に対する不信感を引き起こしていることが挙げられる。彼らは、特に科学研究や教育の分野において、名門大学の学部卒業生の方がいっそう優れた能力を持つと考えている。
人民中国インターネット版 2014年1月