『荘則棟自述』
荘則棟 佐々木敦子 著

作者の荘則棟氏は、世界卓球選手権男子シングルスを3大会連続で制覇し、また中米ピンポン外交の功労者として知られている。本書は、荘氏が末期ガンの宣告を受けた後、5年を費やして書き上げた原稿を彼の妻である佐々木敦子氏が編集し、完成させた自伝だ。荘氏は、山あり谷ありの一生を振り返りながら、ニクソン元米大統領訪中前後の出来事や周恩来総理から「特別外交団長」に任命されたこと、中国初の訪米代表団がワシントン入りした際の経緯、そして妻・敦子氏との国際結婚が鄧小平によって承認された時のことなどを初めて明らかにしている。また、数々の貴重な写真も掲載されており、その大部分は今回初めて公開されたものだ。(新華出版社 2014年5月 50元)
人民中国インターネット版 2014年7月