『解放国企』
張文魁 著
国有企業改革は、エネルギー、通信、交通、金融など中国の国民経済にとって重要な部門と深く関わっているので、中国の経済改革において最も重要な部分を占めている。この改革は30年余りにわたって続けられ、国有企業の総生産額がGDPに占める割合も90%から30%まで下がったとはいえ、最近の約10年間において、改革はほぼ停滞している。本書は、中国の30年間にわたる国有企業改革の契機や過程、効果およびそれに伴って生じた社会・経済現象を分析している。国有企業改革の停滞が、国民経済の成長を大きく抑制し、経済の活力を阻害していることや民営化や所有権改革こそ同改革の処方箋であると指摘している。(中信出版社 2014年5月 49元)
人民中国インターネット版 2014年7月