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両手の体操でカンタン健康法(上)

 

張北海=文・写真

われわれの手には人体の器官に密接に関わる経絡(経脈と絡脈のこと。気や血などといった生きるために必要なもの、現代で言う代謝物質の通り道)やツボがたくさんあり、身体の一部に異常が発生した時、手のそれに対応する部分にも変化が起こる。漢方によれば、手には健康と密接に関わるツボが集中し、全身の臓器とつながっている。こうした経絡やツボを刺激してやると、健康の助けとなるばかりか、不快症状が改善される。

今月と来月の2回にわたってご紹介するのは、両手の簡単な体操で、長期間これを続けると、疲労を解消し、ストレスを低減させ、緊張を緩和する神秘的な効果があり、特にオフィスワーカーにぴったりである。


 

北京軍区総病院の主任理療医師で、20数年にわたって高齢者医療保健活動に従事している。中国国学院大学客員教授、専門家委員、康寿養生専門家。

 1986年から人体の経絡(人体の気血・ツボの筋道)についての研究を始め、経絡による手診、面診、舌診、脈診、眼診、耳診などの漢方診断法、ツボ押し、民間食事療法の真髄を一体にし、短時間で人体の経絡を開き養生・治療効果を出す「張氏経絡管道快速開通法」を確立した。

 

人民中国インターネット版 2014年7月

 

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