轻奢
[プチぜい沢]
「アクセシブル・ラグジュアリー=手の届く高級品」のことで、全称は「轻奢侈品」。高級ブランドと一般普及品の中間にあるブランドを指す。こうしたブランドは流行最先端のデザインを追求せず、一定の品質と中間所得層にも手が届く価格帯(衣類やバッグの場合2000~5000元程度、日本円にして約4万~10万円)の商品を提供している。最近、中国のブランド品愛好者はより大衆化、若年化(80%以上の消費者が25~44歳)する傾向にある。それに伴って消費観念もより理性的になり、人目を引くロゴや富を誇示できるブランドをやたらに求めず、「轻奢」ブランドで満足する人が増えている。また、この言葉はブランド品に限らず、高級感を保ちながらも比較的容易に手に入る事物を形容する場合にも使われるようになっている。例えば「轻奢风(リーズナブルで高級感あるスタイル)」、「轻奢生活(気軽でハイクオリティーな生活)」、「轻奢假期(手頃で高品質な休暇旅行)」などだ。
人民中国インターネット版 2015年9月