『岳飛』
本作品は中国の有名な民族英雄である岳飛(1103~1142年)が郾城の大勝利から風波亭で殺害されるまでの1年余りを描いている。人生の絶頂から一気に谷底へ落ちる過程に当たり、激しい争いや悲劇に満ちたストーリーだ。4幕から構成され、第1、2幕では金との戦争に勝ち続ける岳飛が秦檜らの妨害を受けて、皇帝から撤退を命ずる12通の金牌を受け取り、仕方がなく兵を退く。第3幕では廬山で隠居していたところ、冤罪のため息子と共に捕らえられる。第4幕では朝廷が「莫須有(あるかもしれない)」という罪で岳飛に死を与え、彼は死に際して「還我河山(わが国土を返せ)」という悲願を歌い上げる。作曲家の黄安倫氏は1977年から85年の間に本作品を完成させたが、各種の要因で長らく上演できず、2015年にやっと天津音楽学院により上演されることとなった。
時間:6月7日~8日 19:00~
会場:国家大劇院歌劇場(北京市西長安街2号)
料金:60/100/180/240/300/400元
人民中国インターネット版 2016年5月