『明末清初五家書画特別展』
「新しい美学理念、伝統と異なる姿」と題された同特別展では、張瑞図や黄道周、倪元璐、王鐸、傅山といった明末清初の著名な書画家5人の作品105点が初めて同時に展示されている。展示は3パートに分かれ、一つ目の「臨古創新」では、前人の作品を模写し自身の作風を築き上げる過程が紹介されている。二つ目の「筆走龍蛇」では、彼らの行草書体における芸術的成果が示されている。三つ目の「書画兼能」では、絵画作品と文集を展示し、芸術や文学に関する彼らの全面的な教養を明らかにしている。腐敗した政治と不穏な社会状況だった明代末期、太平の世とは打って変わって5人の書画家により流行した美しい書体は、自由奔放で奇抜な行草書体で知られ、書法史上で独自の地位を占めている。
時間:開催中~6月30日 8:30~17:00(月曜休館)
会場:故宮博物院 武英殿書画館(北京市東城区景山前街4号)
料金:60元
人民中国インターネット版 2016年5月