『臨川四夢』
湯顕祖(1550~1616年)、江西臨川出身、明代の著名な戯曲家、文学者。シェイクスピアと同時代を生き、「中国版シェイクスピア」とも呼ばれる。2016年は湯顕祖とシェイクスピアの生没400周年。二人の偉大な劇作家を記念し、上海昆劇団は湯氏の4つの代表作を完全に上演できる中国唯一の劇団として、6月3日から『臨川四夢』の世界巡演を行っている。
『臨川四夢』は『牡丹亭』『紫釵記』『南柯記』『邯鄲記』を総称したもので、いずれも「夢」を題材としたことから、この名前を与えられた。前二作はロマンチックな愛情物語で、後二作では「南柯の夢」のように富と栄華がはかなく消え去る内容を述べている。四つの劇は湯顕祖という東方の文人の愛、物質、金銭、功名についての悟りのすべてが表現され、東洋のオペラの完全な美学が形成されている。中でも、最も有名な『牡丹亭』はある若い女性が愛ゆえに死に、愛ゆえに復活する物語を描いた。中国で最も世に広く知られる愛情物語だ。
時間:『邯鄲記』7月16日 19:30~
『紫釵記』7月17日 19:30~
『南柯記』7月18日 19:30~
『牡丹亭』7月19日 19:30~
会場: 国家大劇院芝居場(北京市西長安街2号)
料金: 80/160/240/320/400元
人民中国インターネット版 2016年7月