以前、庶民間の財テクといえば、銀行の預貯金や国債購入くらいであった。しかしここ数年ほどの間に、好調な中国の経済情勢を背景に財布が膨らんだ庶民は「個人投資家」へと変身し、株、ファンド(投資信託)、金などのさまざまな財テク商品を取引するようになり、巷に「投資・株式ブーム」が巻き起こった。
その一方で、昨年の株価下落や世界的な金融危機で損失を被った個人投資家らは、投資へのリスクを深刻に感じ始め、資産管理や投資に対する意識も、当初の熱狂的なものから理性的なものへと変わりつつある。
庶民の財テク概念は、今、新たな局面を迎えようとしている。(張春侠 沈暁寧=文)
人民中国インターネット版 2009年3月24日
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