中国・四川省で史上まれに見るマグニチュード8という特大地震が発生し、死者、行方不明者80000人以上を出した四川汶川大地震から早くも2カ月近くになる。しかし被災地はなお余震が続き、巨大な堰止め湖が数多くできて、二次災害の恐れが続いている。
廃墟と化した被災地には、家を失った数百万の人々のために、テント村や仮設住宅が建てられ、中国国内はもとより国際的な救援の手が差し伸べられた。日本の医療チームは多くの負傷者を助けた。中国各地から来た若いボランティアも活躍している。大地震は確かに不幸な出来事だが、その中から同胞愛や連帯感が生まれてきた。
肉親を亡くし、家を失った人々は、悲しみと恐怖感を乗り越えて、歯を食いしばって家の再建に取り組み始めた。復旧と復興は次第に軌道に乗り始めた。
本誌は地震発生直後に、その惨状を克明に報じ、日本の読者の大きな反響を呼んだ。日本でも救援の輪が広がっていることに感謝しつつ、この号では引き続き、「大地震のその後」を詳しく報道したいと思う。(写真は特に断りのない限り新華社提供)
その1 大災害の後、何が起こったか
その2 私たちが見た、聞いた被災地の現状
その3 日本で広がる友情の輪
その4 「ありがとう」の声 続々と──日本の医療救援活動
その5 パンダ救出の全過程
人民中国インターネット版 2008年7月
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