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西部の総合交通基幹建設を加速する

 

西部の総合交通基幹建設を加速する

文・写真=魯忠民

3月6日、全国人民代表大会の一部の代表は、「四川で西部の総合交通枢軸の建設を加速する」というテーマのもと記者会見を開催した。

記者会見現場

四川省人民政府副省長・王寧氏によれば、改革開放以来、四川の交通インフラ建設は非常な進歩をみせたが、総体的にいえば、四川の交通はまだ滞りがあり、非常に制約がある、と語る。この状況を徹底的に改善するため、近年、四川省政府は、「西部総合交通枢軸建設」の目標を掲げている。

王寧・四川省人民政府副省長

四川で西部総合交通枢軸の建設は、まず四川の区域での優勢による。西部の12の省市のうち、四川は7省市と接している。また二千年あまり、古人は常に四川に至る道を多く切り開き、高い山に囲まれた四川盆地を外界へつなげている。西南部のシルクロード、古代、茶葉などを運んだ茶馬古道は、いずれも四川を起点としている。また第三に、四川は西部において経済大省であり、経済の総量は西部各省市総量の4分の1以上で、古代から西部区域の貨物輸送の集散地である。

王寧氏はさらに、四川の交通枢軸建設の総投資は、同省にこれまでなかった大型投資であり、鉄道、道路、水運、航空の総投資は、1300億元を超える。現在は鉄道建設が進行中であり、2010年の投資規模は、500億元を超え、その関係項目は、39になる。成貴(成都―貴陽)、成西(成都―西安)、成渝(成都―重慶)、などの鉄道はまもなく開工し、成蘭(成都―蘭州)、成昆(成都―昆明)などの複線の建設も将来的には全力で展開され、また同時に成都から康定、攀枝花から麗江への鉄道も開工にむけて注力がなされる。

質問する内外の記者

最後に、王寧氏は、「西部総合交通枢軸建設につれ、四川は全国の交通ネットワークの“西部における終点”から“西部における中枢”になり、“内陸の盆地”から“西部の門”になる」と述べた。

 

人民中国インターネット版 2010年3月7日

 

 

 

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