「君たちは大家族の一員」——温家宝総理
「いま君たちは大家族の一員です。この学校が大家族です。同級生は兄弟姉妹です。君たちには辛い時もあったでしょうが、強靭な精神力で乗り越えてきました。これからはもっと勇敢に、もっと根気強く、もっとよく勉強しなければなりません。私は君たちのことを懐かしく思い出し、決して忘れないでしょう」
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「レッドリボン運動・リーダー学級」の1人の孤児の耳元で励ましの声をかける温家宝総理(新華社) |
これは温家宝総理が、四川省昭覚県の四開郷中心学校の「レッドリボン運動・リーダー学級」を訪れ、エイズによって両親を失った41人の孤児たちに話したことばだ。「レッドリボン運動」はエイズ患者に対して偏見や差別を持たずに、理解と支援をする世界的な社会運動。2010年12月1日、23回目の世界エイズデーに合わせて、四川省凉山彝(イ)族自治州のエイズ感染防止・治療活動を視察した。8年間続けて視察している。ここで次のように語った。
「党と政府は少数民族地区、貧困地区でのエイズ感染防止・治療対策を極めて重視している。我々は予防に重点を置き、法律による感染防止・治療、科学的な感染防止・治療と連携し、エイズの予防・治療対策と経済社会発展を結びつけていく。また貧困対策、麻薬対策とも歩調を合わせ、総合的施策を打ち出し、症状も病根も治す手法で、エイズの蔓延を効果的に食い止める」(『人民中国』2011年1月号より)
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