「チベットは平和解放後に発展」 ——『チベット平和解放六十年』白書
「チベット平和解放以前、チベット経済は長きにわたって停滞しており、産業は衰退し、人々の暮らしは困窮していた。平和解放以来、チベットは飛躍的発展の道を歩むようになった」
国務院新聞弁公室が7月11日に発表した『チベット平和解放六十年』白書は、このようにチベットの発展を評価している。白書は、1994年以来チベット地区の国内総生産(GDP)は連続18年二けた成長を続けており、年平均成長率は12%に達すると指摘している。また、チベットの経済や社会の発展推進のため、中央政府はチベットの実際をもとに、各分野にわたる多くの特殊優遇政策を制定しており、また財力、物力、人力面で強力な支持と援助を与えていることにも触れている。中央財政はチベットから一銭たりとも持ち出したことはなく、逆に絶えずチベットへの無償支出を拡大してきた。1952年から2010年まで、中央政府からチベットへの財政補助は3000億元に達し、年平均で22.4%の増加となっている。
白書はさらに、チベットは古来から中国の切り離すことのできない一部分であり、いわゆる「チベット独立」問題は近代帝国主義侵略勢力による中国を分割しようという画策の一部であると指摘している。また、チベット平和解放とその六十年の発展の歴程を振り返り、チベットで実行されている民族地区の自治制度が、チベットが社会主義の発展の道を歩むのを推進していると述べている。(『人民中国』2011年8月号より)
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