「成功は信頼の現れ」——解振華副主任
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カンクン会議で発言する解振華副主任 |
「各締約国がともに努力したことで会議を成功に導いたが、このことは多国間機構が会議をリードできることを証明したのみならず、参加国が多国間機構を信頼していることの現れでもある」
2010年12月11日午前4時(メキシコ時間)、閉幕したばかりの国連気候変動カンクン会議の会場から出て記者に囲まれた解振華中国代表団団長、国家発展・改革委員会副主任が述べたことばだ。
メキシコのカンクンで開かれた第16回気候変動枠組条約締約国会議は、先進国と発展途上国の主張の相違が際立ったが、先進国間にも、また発展途上国間にも異なった見解が存在した。中国代表団は責任ある態度を貫き、大局を重視するという立場から、締約国がかなうかぎり共同歩調を取るよう主張、『気候変動枠組条約』と『京都議定書』に基づく「カンクン合意」の採択に導いた。先進国には、コペンハーゲン会議で承諾した温室効果ガス排出量削減の目標をクリアすることが求められるとともに、新たな「グリーン気候基金」を設立して途上国の取り組みを援助することが決められた。(『人民中国』2011年1月号より)
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