「生活をさらに尊厳あるものに」——温家宝総理
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温家宝総理は、中央人民ラジオ局の電波を通じ、全国の聴衆と交流した(新華社) |
「私は人々の生活をさらに尊厳あるものにしなければならないと感じています。第1に、すべての人に憲法と法律が与える自由と権利を保障することです。第2に、職業の違い、財産の違い、民族の違い、宗教信仰の違いにかかわらず、すべての人が、特に法律のもとで完全に平等であることです」
2010年3月5日、温家宝国務院総理は第11期全国人民代表大会第3回会議における政府活動報告のなかで「人々の生活をさらに幸福に、さらに尊厳あるものに」と提起した。そして12月26日、温総理は中央人民ラジオ局(中央人民広播電台)の番組収録に参加し、これをさらに具体的に解説して上記のように述べた。
続けて温総理は、「第3に、社会がより公平であることです。特に社会的弱者、障害者、エイズ患者などが尊厳ある生活を送れなければなりません。第4に、間違いを犯した人や犯罪者を含む、すべての人の人格が尊重されることです。教育と援助によってその人たちに新たな人生を与えること、これが私の尊厳についての理解です」と、述べた。
温総理はさらに、「いわゆる幸福とは、私たちが不断の生産力増強と『改革開放』を通じて、人々の生活水準を絶えず高め、すべての人のディーセントライフ(尊厳ある生活)を実現することです」と強調した。(『人民中国』2011年2月号より)
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